卒部コメント第7弾は、主務 橋詰夕香です。
私は、二回生の秋、二部降格となった入替戦の少し前に、最終学年で主務になることを決意しました。その後二部降格が決まり、先輩達の成し遂げることのできなかった目標である甲子園ボウルを、私達の代で必ず掴むと強く思ったことは今でも覚えています。
この一年間は、主務としてチームを引っ張るにあたり、悩み、足掻き、もどかしく思うことも多くありました。今年は『全勝』を目標としましたが、一部で戦った経験のない後輩や、高く掲げた目標に疑問を呈する部員をどのようにまとめるか、どのようにチームを一つにするかが一年間通しての課題でした。
チームが一つになったと最も感じた瞬間は、最終シーズンの京都大学戦です。立命、関学と強豪校に敗戦し、後のない状況で、私達部員の試合への思いも並々ならぬものがありました。また、四年間部活してきた中で最も観客の方々も多く、声援も最も盛り上がりました。部員を中心にチームや会場全体が一つになって勝利することができたと感じ、とても嬉しく思いました。一生忘れることのない試合の一つです。
今年一年、目標を達成することができず、全勝にも甲子園ボウルにも届かなかったことは本当に悔しく思っています。初戦の立命戦で善戦したことを多くの方に褒めて頂きましたが、敗戦したのに褒めて頂くなんてこのチームはまだまだだという思いでいっぱいでした。来年度以降、日本一を目指し成し遂げることができるチームになってほしいと心から願っています。
現役のみんなへ、まずは今年一年私達についてきてくれて本当にありがとう。約130名にものぼる皆が真剣に目標に向かって考え練習し、時には馬鹿をする姿が私の原動力でした。本当に楽しい四年間でした。このチームには四年間続ける価値があると自信を持って言えます。辛いときも苦しいときも、勝利への喜びや敗北への悔しさを胸に、多くの部員と助け合って日々過ごしていってください。
最後になりましたが、コーチの皆様、後援会、OB・OG会、ファンクラブ、応援団、保護者の皆様をはじめとした、今年一年チームを応援してくださった全ての方々に心より御礼申し上げます。私の至らぬ点も多々ありご迷惑をおかけしたこともありましたが、皆様の応援のお言葉や試合会場での声援を非常に心強く感じておりました。来年度以降は私も応援する立場として、チームを支えていきたいと思っております。試合会場等でお会いした際にはお気軽にお声がけください。
今後とも神戸大学レイバンズを宜しくお願い致します。
2018年度主務 橋詰夕香