「全ては勝つために」をスローガンとして掲げ、勝ちにこだわることをテーマとして取り組んだ2012年度シーズン。主将のDL#92白石、副将のQB#7林、WR/K#19塩見、LB#8長渕をはじめ、経験豊富なメンバーが揃い、チャンスの年であった。
春シーズンの立命館大学戦では強豪立命館大学相手にタッチダウンを1回に抑え、要所でのパスをエースQB林が正確に通し、見事勝利した。その後秋シーズン初戦の関西大学戦に向け、夏も厳しい練習を重ねたが、関西大学戦に惨敗。そして迎えた京都大学戦。同じ国立大学ということもあり、京都大学戦にかける思いは強かった。前半終了時点で7-14で負けていた。しかしここで気持ちを切らさず第4Qでタッチダウン後2ポイントコンバージョンを成功させ、15-14と逆転に成功。しかしこのままでは終わらなかった。試合終了まであと6秒でフィールドゴールを決められ惜しくも京都大学に敗れた。
最終成績は3勝4敗で5位という結果を残した秋シーズンとなった。Aクラス入りを果たしてレイバンズの歴史を塗り替えることこそできなかったが、取り組みが実を結び、思い通りの試合運びができるチームの基盤を作ることのできたシーズンであった。
(2013年度イヤーブック、40周年誌より)