1部復帰という歓喜の中、「4回生が抜ければスタメンは3人しか残らない。」という不安を抱えながら始まった88年シーズン。
西日本選手権では京都産業大学に48対21で勝ち、続く京都大学戦も7対16と善戦したが、横浜国立大学との定期戦、九州大学戦との交流戦は完敗に終わった。春の東西学生オールスター戦である西宮ボウルには神戸大学から誰も選ばれないという悔しい結果であった。
秋の初戦、京都大学戦は2回生RB#5西川のランが炸裂。ディフェンスも踏ん張り、K#84西堀のFGもことごとく決まり、終わってみれば26対14の完勝だった。
しかし、その後、関西学院大学に完敗、続く甲南大学、同志社大学にも惜敗した。大阪体育大学には勝利したが、残留がかかった立命館大学戦は残り3秒でFGを決められてしまう。近畿大学にも敗れ、5位が3チームになり、7位を決める負け残りトーナメントのプレーオフに進むこととなった。
くじ引きの結果、1回戦は不戦敗となり、近畿大学と大阪体育大学の敗者との一発勝負。RB#5西川が注射を打って強行出場、勝利が確実になった終盤、リーグ戦で出場機会がなかったWR#20遠藤が1プレーだけ入り、TDパスをキャッチするなど、印象深い試合となり、1部残留が決まった。
(レイバンズ30周年記念誌より抜粋)