「強いハドル」というテーマから始まった新チームの目標は「関西制覇」であった。
初戦から第4戦までが同志社大学、立命館大学、京都大学、関西学院大学と強豪校がひしめく過酷スケジュールの中、夏合宿にエースQB#16河田が戦線離脱という最悪の事態に見舞われた。
それを救ったのは3回生QB#2中島。初戦の前日「明日のためにやってきた。僕に任せてください」と言い切り、不安は払拭された。
その言葉通りオフェンス、ディフェンスともに同志社大学を圧倒し、幸先の良いスタートを切った。
第2戦の立命館大学戦は第4Qの途中までリードしていたものの、自陣で痛恨のファンブルとなり、ディフェンスも踏ん張りきれず、14対24で惜敗。
シーズンの命運を分けた試合となった。
その後、背水の陣で望んだ京都大学戦は、QB#16河田が復帰して先発。
オフェンス・ディフェンスともに動きが冴え、21対7で2年前の「国立大決戦」の雪辱を果たした。
第4戦の関西学院大学戦では惨敗。その後、関西大学、京都産業大学、大阪体育大学に3連勝して最終成績は5勝2敗2位とRAVENS史上最高の成績を残した。
(レイバンズ30周年記念誌より抜粋)