*

2016(平成28)年

数年目標にしてきた勝ち越しAクラスの目標がなかなか達成できない現状を打破するべく、2016年度は「Leave no doubt」をスローガンに掲げ、目標を「甲子園ボウル出場」に設定。前年度グラウンドが人工芝化したことに加え、社会人コーチも揃い、勝てる環境が十分に整った。勝てる環境が整っていた。

甲子園ボウルを見据えて春シーズンが開幕したものの、初歩的なミスが目立ち、満足できない試合が続いた。

秋シーズン前半の相手は一部リーグ上位4校。甲子園ボウル出場の目標を達成するにはここでの勝利が必須だったが、立命館大学には0-66の大差で敗戦。強豪校相手に実力差を見せつけられた。

ここまで4戦4敗。チームに勢いを取り戻すためにも、圧倒的勝利を目指したい第5節の同志社大学戦。2回生コンビQB#12福嶋からWR#7井上への55ydsロングパスTDなど下回生が力を発揮し、17-3で秋シーズン待望の初勝利となった。
そして迎えた甲南大学戦。試合開始から両者点数が動かぬままであったが、前半終了3分前、神戸大がファンブルロスト。攻撃権を奪われると、FGを決められ先制を許してしまう。神戸大オフェンスで始まった後半、順調にゲインを重ねるが、度重なる反則で大きく罰退、FGを試みるが失敗に終わる。その後も4Q開始直後にもう一度FGを決められてしまう。なんとしても反撃したい神戸大は、QBサックやロングパスなどで勢いに乗ったように見えた。しかしゴール前5ydsまで攻めたところででまさかのファンブル。そのまま甲南大のオフェンスで試合終了。入れ替え戦出場が決定した。

続く龍谷大学戦、入れ替え戦に向けて勝利し自信ををつけたいところであった。しかし、要所要所で好プレーが見えるも、7-17で敗戦。
迎えた入れ替え戦、相手は桃山学院大学。第1Q後半、QB#19是澤の45ydsランにより一気に敵陣まで進むも、チャンスをものにできずパントへ。しかしDB#15林のインターセプトで再び神戸大に流れを引き寄せる。その後K#9田中がFGを成功させ、今シーズン初となる先制点を獲得する。しかし第2Q中盤、桃山大のTDで逆転を許してしまう。その後は両者拮抗し、時間だけが進む。拮抗が崩れたのは第4Q中盤。福嶋からWR#11金岡への38ydsロングパスにより敵陣へ。流れは神戸大にきたかと思われたが、あと3ydsでギャンブル失敗に終わる。いっぽう桃山大は追加のTD。神戸大は諦めずTDを狙い続けたが逆転かなわず試合終了。21年間守り続けた一部リーグの座を失うこととなった。

(2016年度,2017年度イヤーブック参照)



« »