この年のオフェンスはIフォーメーションからのオプションを中心に、前年、京都大学を破る原動力となったRB#5西川、#35小武の走力を活かそうというものであった。
エースQB#7大久保のアフターにRB陣、WR陣もよく付き合い、秋のシーズンには何とか形になった。
秋のシーズン開幕は宝ヶ池球技場での立命館大学戦。1回生を含む多くの下級生がスタメン出場し、前半は7対20とリードされたが、4回生OL#78山口を中心に若いラインがよくまとまり、RB#40萬谷のランなどで21対20と逆転。初戦突破かと思われたが、再逆転を許してしまった。
続く同志社大学戦も第3Qまでは拮抗していたもののファンブルから崩れて連敗スタートとなってしまった。
第3戦目の相手は関西学院大学。先制されたものの前半を7対10で折り返した。しかし、ファンブルなどで第4Qには7対24と突き放されでしまった。しかし、ここから怒涛の反撃が始まる。QB#7大久保のパスがWR#12井上、#14矢口に面白いように決まり、14対24として、続くオンサイドキックが成功。次のオフェンスシリーズでも3本のパスであっというまにTDが決まり、21対24と3点差に迫る。2回目のオンサイドキックも成功し、オフェンスに期待をつなぐが、最後のTDパスはエンドゾーンでカットされ、惜しい星を落としてしまった。
その後は、京都大学に完敗した後、甲南大学、京都産業大学には勝利。最終戦はスピードと強風に苦戦、近畿大学に完敗を喫してシーズンを終えた。
(レイバンズ30周年記念誌より抜粋)