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2000(平成12)年


 この年の選手数はとても少なく、特に4回生の人数はディフェンスが4人だけという未だ経験したことの無い状況であった。従来の運営形態を踏襲するのは難しく、新たな形態を模索していた。

その時に根源的なものとして追求していたのが「なぜフットボールをしているのか」「レイバンズらしさとはなにか」であった。そして議論の末、クラブが、フットボールが好きでやっているのであり、我々の意志、自主性こそがレイバンズであるという結論に至った。 そして「RAVENS」らしく、打倒3強の目標へ試行錯誤を繰り返しながら進んだ。メンタルトレーニングの導入など、新しい試みを取り入れもした。

 「勝つ」気持ちで臨んだ秋季リーグ初戦の甲南大学戦には先制しながらも敗退。続く京都大学戦にも前半リードをしながら後半逆転負け。立命館大学、関西学院大学には完敗と、厳しい現実をつきつけられた前半戦だった。

後半戦の大阪産業大学戦には完封勝利、同志社大学戦では獲得ヤードで2倍の差をつけられたものの競り勝ち、近畿大学戦には引き分け、シーズンを2勝4敗1分で終えた。

(レイバンズ30周年記念誌より抜粋)



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