春季シーズンより積極的に練習試合を行い、さらに5月にはワシントン大よりコーチを招聘した。1週間の短期コーチングであったが、本場のフットボールの考え方を十分に吸収することができた。
そして例年になく厳しい合宿を経て、チームとして未だ達成していない関西制覇という栄光を手にするべく秋季シーズンを迎えた。
関西大学、同志社大学に大勝し、開幕2連勝。前半戦の山場である立命館大学戦は、優勝を意識しての大一番。しかし、オフェンス・ディフェンスの歯車が噛み合わず、大敗。優勝戦線から大きく後退した。
その後、もう後がないと臨んだ近畿大学戦では立命館大学戦での大敗を払拭する内容で大勝。
そして、優勝するためには必ず超えなければならない壁である関西学院大学戦を迎えた。神戸大学史上最強RB#40井場と関西学院大学エースRB前島との戦いが話題となったが、結果は7対45の大敗。
関西制覇という目標は夢と消えた。大きく目標を失ったRAVENSはその後京都大学にも完敗。下位校には圧勝したが、上位校には完敗という悔しい結果でシーズンを終えた。
(レイバンズ30周年記念誌より抜粋)