卒部コメント第5弾は、DB#24ディフェンスリーダーの平井大成です!
レイバンズに入ろうと思ったのは、当時レイバンズに所属していた兄の京大戦がきっかけでした。その試合を見てレイバンズに魅了され、憧れを持つようになりました。1年勉強を頑張り、神戸でアメフトができると決まった時の喜びを今でも覚えています。
引退した今、この4年間を振り返ってみて、心の底からレイバンズでアメフトができて幸せだったなと思います。
1回生の頃は、経験者ということもあり先輩の練習に参加させてもらって、ただ付いていくのに必死でした。毎日が新しいことの連続で、楽しかったということだけ覚えています。
それとは裏腹に、2回生の頃は不甲斐なさを感じ続ける日々でした。幸いにも試合には出させてもらっていましたが、これといった活躍はできず、大学のスピード感に圧倒され、躓き続けていました。ただ、どんな時でも時間を使って指導してくれ、自分を最後まで使い続けてくれた4回生に、恩返しがしたいという気持ちで練習に励んでいました。間違いなく、あの頃の4回生のおかげで上手くなれたと思っていますし、あの4回生を越えようという気持ちで残りの2年間を過ごしていました。
そして、初めて上級生として過ごした3回生。はじめの頃はコロナで思うように練習も出来ずに、何を目標に頑張ればいいかもわからずに、とりあえず河原で走っていました。練習再開時期が延びる中で、ただひたすらに頑張っていても意味がない、関学・立命館の選手も同じ環境で必死にやっていると自分を鼓舞しながら自主練をしていましたが、いざシーズンが始まると、やはり関学・立命館とのレベルの差は歴然で、自分の意識の低さを再確認させられました。
ディフェンスリーダーとしてラストイヤーを過ごした4回生。僕自身は足も速くなく、秀でたところもなかったので、とにかく気持ちだけは負けずにと、ひたすらに頑張っていた気がします。最初は何もうまくいかずに、何をしていいかもわからなかったですが、同期に支えられ、正しいと思ったことを全力でやった結果、最後には全員が気持ちのこもったプレーが出来たのだと思います。毎日同期と苦しみながらやっていた長いミーティングも、今となっては良い思い出です。この同期とでなければ、この1年やりきることが出来ませんでした。最後の試合、4回生全員がフィールドに立てた時は、号泣しながらプレーしていました。それほど大切な仲間とアメフトを出来てよかったです。
現役生へ。この1年、一緒に戦ってくれてありがとう。才能に溢れた選手が多く、何度も助けられました。新4回生は、チームを日本一に導いてください。やり方はそれぞれあると思います。4回生で決めたことを、「やるかやらないか」。僕たちはやれなかったから5位という結果に終わりました。無責任ですが、君たちなら必ずやってくれると信じています。2、3回生は、リーダーという気持ちでチームを動かしてください。4回生に付いていくだけだと、いつもと同じ順位で終わってしまう。レイバンズは学生主体のチームです。決して4回生だけのチームじゃない。他の大学には真似することの出来ない尊い文化に感謝し、頑張ってください。いつでも応援しています。
最後になりましたが、今まで関わってくださったコーチ、保護者の皆様、OB・OG会、後援会、チアの皆、ファンクラブの皆様、全ての方々に感謝申し上げます。皆様のおかげで、僕たちはアメフトを続けられています。今年日本一になれなくて申し訳ありません。この目標は、来年以降のチームがきっと達成してくれると思います。今後とも変わらぬご支援・ご声援よろしくお願いいたします。