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卒部コメントvol.10 MGR・主務 西山永里子

卒部コメント第十弾。MGRユニットからは、西田圭花、西山永里子、野崎晶子、春名里佳、降幡仁美が卒部します。チームの運営に欠かせない事務仕事をこなし、レイバンズを陰ながら支え続けた主務の西山永里子からのコメントです。

私は新歓で先輩に勧誘して頂き、レイバンズの楽しそうな雰囲気と試合で真剣にプレーしている様子のギャップに惹かれて入部しました。4年間のマネージャー生活を振り返ると、自分がチームに貢献できているのかわからず、やりがいを見出せなくなり退部を考えた時期もありました。しかし、必ず4年間やっていて良かったと思う時が来ると、引き止めてくださった先輩や同期のおかげで、退部を思い留まり、続けることができました。主務になることが決まった3回生の春から、ずっと不安でいっぱいで、私には主務はできないと後ろ向きな気持ちばかり抱いていました。しかし2部降格が決まった瞬間、とても悔しくて、1年で絶対1部に復帰するためになんでもやろうと覚悟が決まりました。主務として活動した今年は、どうしたら主務としてよりチームに貢献できるかを考え続けた1年間でした。今年は例年以上に選手がフットボールに集中できるように、より良い環境で練習し、試合を迎えられるようにという意識で努めてきたつもりですが、至らない点も多く、周囲の方々に支えられて1年間務めることができました。特に、同期の選手・スタッフには本当に感謝しています。主務として仕事をするなかで、どうすればいいのかわからなくなる時もありましたが、暑い日も寒い日もグラウンドで必死にプレーする姿や、練習後も遅くまでクラブハウスに残って仕事をしているみんなの姿が、私の原動力でした。みんなを支えたいと思い主務になりましたが、支えられていたのは私の方だったと思います。本当にありがとう。入替戦で勝った瞬間は、夢かと思うくらい嬉しかったし、それと同時にとても安心しました。

後輩のマネージャーたちには急なタイムスケジュールの変更など迷惑をかけたことも多かったと思います。それでも私たち4回生についてきてくれてありがとう。マネージャーをしていくなかで、自分の存在意義がわからなくなることもあると思います。そんな時は、2016シーズンの桃山戦のあの悔しさを、また、今年の入替戦のあの喜びや楽しさを思い出してください。みんなも4年間やっていて良かったと思える瞬間が必ずくると思います。

最後になりましたが、今年一年チームに関わってくださったコーチ、連盟関係者、OB・OG会、後援会、ファンクラブの皆様全ての方々に感謝申し上げます。皆様から頂く叱咤激励で、私自身何度も身が引き締まりました。今後とも神戸大学レイバンズを宜しくお願い致します。

2017年度主務 西山永里子

卒部コメントvol.9 チーフTR 平井菜月

卒部コメント第9弾。今年度TRからは、平井菜月、上田佳奈の2名が卒部します。常に選手のことを考え、最高のパフォーマンスが出来るように支えてきたTRを代表して、チーフTRの平井よりコメントをもらいました。

    神戸大学に入学し、高校まで続けていた陸上と迷いながらも、本気で一つのことを目指せて、自分の今までの経験も活かすことができ、そして私自身そのような仲間と4年間を過ごしたいと思いアメフト部に入部しました。はじめは覚えることやできるようにならないといけないことばかりで精いっぱいな中、自分自身がフィールドに立ってプレーすることはないスタッフとしての立場に悩みながら過ごしました。しかし、上回生になるにつれてトレーニングや怪我からの復帰など様々な場面でTRという役割の大切さ、責任の重さを感じるようになりました。それは私自身のやりがいにもつながり、努力した分だけ周りから頼られることも多くなり試合で勝ったときの嬉しさも増していきました。昨年、二部降格という結果に終わったとき一番思ったのは、先輩、同期、後輩がこれだけ努力していたことを無駄にしたくない、1年で昇格して無駄ではなかったことを証明したいという思いでした。しかし試合では勝っても今までの勝ちの嬉しさはなく、反省ばかりの日々を過ごしました。TRとしても去年は5人の先輩方が抜け、私たちの代はTRが2人で、迷惑をかけたこともたくさんありましたが、1年で一部に復帰することができたのは言い合いながらも勝つために助け合った同期、信頼してついてきてくれた後輩、練習の手伝いや試合に応援に来てくださった先輩をはじめとするレイバンズに関わってくださった方全てのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。4年間アメフト部で勝つことに対してがむしゃらに取り組んだこと、そして共に過ごした仲間はかけがえのないものになりました。
    後輩のみんなへ。1年間チーフトレーナーとして至らぬことも多々あったと思うけれどついてきてくれてありがとう。しんどいこともやらせたし、厳しいことを言ったりもしたけれど、最後に笑って終わることができたのはみんなの勝ちたいという気持ちと努力があったからだと思います。2人だけの4回生TRを支えてくれてありがとう。とても助かりました。来年からはまた一部という最高の舞台で試合ができます。勝つ難しさが上がる分、勝った時の嬉しさや達成感も格別だと思います。現状と目標の位置をしっかりと把握して具体的に計画を立てて、上位校としっかり戦えるように今からトレーニングなど励んでいってください。TRのみんなには支えるというよりも選手と共に並んで、選手に負けないぐらいの努力をして勝ちに貢献してくれることを期待しています。
    最後になりましたが、OB・OG会、後援会、保護者、ファンの皆様、いつも多大なるご支援ご声援をいただき、誠にありがとうございます。皆様からの数々の寄付や試合での応援などに常に助けられていました。4年間部活にのめりこむことができたことも、アメフトの練習がしっかりとできたことも皆様の応援あってのものであり、最後に一部昇格という形で恩返しできたのであれば、私自身とても嬉しく思います。また来シーズンから一部で戦っていく後輩たちへ、今後とも変わらぬご支援ご声援をどうぞ宜しくお願い致します。
2017年度 チーフTR 平井菜月

卒部コメントvol.8 ASリーダー 大谷遼河

卒部コメント第八弾。ASユニットからは大谷遼河、桝本紗也佳の二人が卒部します。対戦校の徹底した分析でチームを勝利へと導くレイバンズの頭脳、アナライジングスタッフ。ASリーダーの大谷遼河からのコメントです。

僕は3回生の春まで選手としてレイバンズに所属していました。ASになるきっかけとなったのは、2回生の春に行った両肩の脱臼癖の手術です。1年間リハビリを行い復帰することは叶いましたが、すぐに再受傷してしまいリハビリに戻ることになりました。その時、選手を続けていくか悩み自分を振り返ると、今までチームに貢献できず試合に勝っても負けてもどこか他人事のように捉えてしまう自分に気づきました。そして、「自分がどうすればチームにとって必要とされるようになるか?」「レイバンズを引退した時に後悔しない道は何か?」と考えた結果ASに転向することに行き着きました。
3回生では受け身で仕事をしてしまい、4回生オフェンスが何を考えているか分からないまま過ごし2部降格というシーズンを終えてしまったことの反省から、コーチと話す立場でオフェンスを積極的に動かしていきたいと思いリーダーにつくことにしました。4回生になってオフェンスを一から作っていくことは難しく、試合で結果が出ない悔しさや本当にこのやり方であっているのかという恐怖もありましたが、コーチや選手と意見を交わして試行錯誤しながらオフェンスを構築することは楽しく、貴重な体験になりました。
入替戦に勝ったときはチームの一員として心の底から喜ぶことができました。引退した今この4年間を振り返るとASになったことに後悔はなく、むしろ転向したからこそ喜びや悔しさをチームのメンバーと体感できたのだと思います。選手とスタッフの両方を経験できたからこそ感じる部分もありました。このレイバンズで過ごした4年間は何にも変えることのできない素晴らしい思い出になりました。
来シーズンのオフェンスは今年の主力メンバーも多くさらに強くなると思うので、1部の強豪校相手にオフェンスで勝つ試合を見せてください。僕も5回生として試合のサポートなど力になれる部分は関わっていけるようにします。自分たちでプレーやゲームプランを考えることもアメフトの醍醐味だと思うので、新4回生は全員で協力してオフェンスチームを作っていってほしいです。
最後になりましたが、保護者の皆様、後援会の皆様、ファンクラブの皆様、OB・OGの皆様、応援してくださった皆様ありがとうございました。1部復帰という目標が達成できたのもご支援やご声援あってのものだと思っています。来シーズンから1部の舞台に戻り、より高い目標へと挑戦できるので一層の応援よろしくお願いします。

2017年度ASリーダー 大谷遼河

卒部コメントvol.7 キックリーダー梅原辰徳

卒部コメント第七弾。今年度大活躍を見せたキッキングチームを影で支えたキックリーダーの梅原辰徳からのコメントです。

  この1年間は、後ろめたさと戦うシーズンでした。
  僕がキックリーダーになったきっかけは、3回生の時に試合中、当時キックコーディネーターをされていた高橋コーチの補佐をしていたことに始まります。オフェンス、ディフェンスに比べれば軽視されがちなキッキングの重要性を肌で感じ、キッキングで勝てるチームを作りたいと思いリーダーに立候補しました。自分の力不足で負けたらどうしようと不安で不安でたまらないシーズンでしたが、全勝で一部復帰することができホッとしています。
  今シーズンで特に印象に残っているのは、入替戦はもちろんですが、春の龍谷大学戦と秋の近畿大学戦です。龍谷戦は春の集大成として、入替戦を想定したゲームでした。そんな大事な試合で、キッキングが原因で敗北した試合でした。自分の準備不足、リーダーとしての未熟さを痛感した試合でした。
  「後ろめたさと戦う」というのは、高橋コーチが練習後に仰っていた言葉です。『自分の「出来ない」や「苦手」と向き合って成長し、活躍しろ。』という言葉でした。この言葉を聞いた時、ハッとしました。フィールドに立てずチームに迷惑をかけ、リーダーとしても力不足、まさに自分は後ろめたさばかりだと。それから、目を背けていた自分の弱さと向き合い、時間を惜しまず勝利のために力を尽くすこと、完璧な準備をすることを心がけました。
  近大戦は準備してきたものが成果として表れ、キッキングで勝利に貢献できた試合だと自負しております。あの敗北があった分、喜びは大きかったです。
  現役のみんなへ。新2,3回生は今年の取り組み次第で来年再来年泣くか笑うか決まってきます。初めての一部リーグで、常に高いレベルを目指して妥協なく過ごして下さい。新4回生は、意識の変わり方に驚いています。苦しいと思うけど、みんなで最高のシーズンにして下さい。去年からグチグチ言ってきたけど1つだけ。新4回生はけっこう楽観的な学年だと思います。リーダーになるので、ひたすら準備して、あらゆる事を想定して練習や試合に臨んで下さい。それだけです。みんなが大舞台で活躍している姿が見られることを楽しみにしています。
  応援してくださった方々へ。いつもRAVENSに多大なるご支援ご声援を頂き、有難うございます。今年は後援会やファンクラブの皆様、OB・OGの皆様だけでなく、大学関係者の方々や地域の方々からもたくさん応援していただけたシーズンでした。来シーズンはRAVENSにとって飛躍の年になると思います。今後も変わらぬご支援ご声援をよろしくお願いいたします。

2017年度キックリーダー
DL#93 梅原辰徳

卒部コメントvol.6 ディフェンスリーダー 尾崎友哉

卒部コメント第六弾。ディフェンスからは、LB#1秋山貴史、LB#2尾崎友哉、DL#3木村柊眞、DL#5遠藤颯、DL#6湯本一成、DB#9田中政行、LB#21森田光一、LB#32乃村行彦、LB#33松下拓磨、DL#93梅原辰徳の10名が引退します。ディフェンスの司令塔としてチームを鼓舞し続けてきたLB#2 defense leaderの尾崎友哉からのコメントです。

入部してから2年間はあまり試合に出ることができず、試合に出てもミスばかりで先輩に迷惑をかけ正直あまり楽しくなく、辞めようかと思った時もありました。ですが、3回生の頃からスターターで出させてもらえるようになり、どうすればうまくなれるのか、自分は何を武器にして1部の相手と戦えるのか、などを考えながら練習しアメフトをもっと知ろうとすることでどんどん楽しくなり、アメフトを好きになっていきました。
4回生ではディフェンスリーダーをさせて頂き、下回生も含め全員がアメフトのことをもっと知って、どのようにして相手のオフェンスを止めるかを自分で考えたり、意図を持ってプレーして欲しいと思い、”I will”というスローガンで今年1年ディフェンスをやってきました。
春に怪我をしてしまい長い間フィールドにリーダーがいないという状態でチームに迷惑をかけてしまいましたが、最終戦であのような最高のディフェンスができて本当に嬉しく、みんなに感謝しています。このディフェンスチームでもっとプレーをしたかったですが、最後の最後で同じフィールドに立つことができて良かったです。後輩のみんな、怪我には本当に気を付けてください。
10人もいた今年の4回生ディフェンスが抜けて来年は大変だと思いますが、サイドラインでまた一緒に嬉し泣きしたいので頑張りましょう。5回生コーチとしてできる限りサポートしていきます。DL頼むで!!
あと、新2,3回生へ。アメフトは知れば知るほど楽しいスポーツだと思います。1,2回生の頃は何が何だか分からないかもしれないけど、頑張って練習をしてトレーニングをして、そしてアメフトを学んで下さい。やはり試合に出ないと面白くないので下回生からスターターを狙って頑張ってください!
最後になりますが、後援会、ファンクラブ、OB・OG会や応援してくださった方々、今年は2部という舞台でしたがご支援ご声援を頂き本当にありがとうございました。
来年からも引き続き応援よろしくお願い致します。

We are RED CLIFF.

2017年度ディフェンスリーダー
LB#2 尾崎友哉

卒部コメントvol.5 オフェンスリーダー 植村和真

卒部コメント第5弾。オフェンスからは、RB#24表祐樹、WR#25吉田絢一、WR#27藤村潤弥、TE#45植村和真、OL#59河島健三、WR#80波多野太一、以上の6名が卒部します。人一倍熱く、真摯にアメフトに向き合い、オフェンスユニットを率いたオフェンスリーダーの植村よりコメントをもらいました。

僕は中学生の時に初めてレイバンズの試合を観に行きました。小学校・中学校と真剣にスポーツに取り組んでいなかった僕ですが、初めてレイバンズの試合を観た時に、アメフトのコンタクトの激しさや、ビッグプレーが起きた時のスタンドの盛り上がりにとても魅力を感じて、アメフトをやりたいと決意しました。そしていつしか、選手が一体となって熱く勝ちを目指すレイバンズに強く惹かれるようになっていました。
レイバンズでアメフトがしたい一心で受験を乗り越え、入部することができた時から約4年間、辛い事・しんどい事も多々ありましたが、振り返ればあっという間だったというのが正直な感想です。1回生の時はスナッパーとして初めて試合に出て、プレッシャーの中で成功だけでなく失敗も経験しました。2回生の時はオフェンスのメンバーとして試合に出たいという気持ちを抱きつつ、フィジカル・技術等全てにおいて先輩方に及ばずに試合に出られず、悔しい経験をしました。3回生の時は、希望したポジションにコンバートしたものの肉離れ等の怪我を繰り返し、秋も大きな怪我をして何もプレーで貢献できませんでした。そしてチームは2部に降格し、非常に惨めな思いをしました。
そんな惨めさから、自分とオフェンスを変えなければならないという思いで未熟ながらオフェンスリーダーに就任した今年、なかなかオフェンスが出ない時や、自分のプレーが上手くいかない時など、悩みや苦しみを常に抱えながらの1年間でした。しかし、どんな時でも横には同じように辛い思いをしながら歯をくいしばって頑張る同期や後輩がいたので、最後までやり遂げることができました。特にこの1年自分たちで考えてチームやユニットを作る癖をつけて下さったコーチ陣、ストイックでキャラクターが濃い人間が多い同期、未熟だった自分を指導して下さった先輩方、チームのために強くなろうと自発的に行動できる頼もしい後輩達、ほとんど1日中チームのために作業して分析やオフェンスの仕事をしてくれたAS、色々な所を痛めていた僕が最大のパフォーマンスを出せるように毎日テーピングやケアを行ってくれたTR、いつもビデオを撮るだけでなくチームの活動が円滑に進むように動いてくれたMGRと、全てのチームメイトに対して感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてこの1年間共に頑張ってきたオフェンスの後輩の2回生・3回生には能力がある選手が揃っていると思うので、常に高いところを目指して厳しくお互いを高め合い、1部リーグで通用するオフェンスを作りあげてくれることを楽しみにしています。
最後になりましたが、どんな時でもご支援・ご声援を下さった保護者の方々・OBOGの方々・後援会やファンクラブの方々、4年間本当にありがとうございました。皆様方からのお力添えをいただいて、レイバンズはこれまでもこれからも活動していく事ができます。僕自身大好きなこのチームを一生応援していく所存ではございますが、皆様方も変わらぬご支援・ご声援のほどよろしくお願い致します。
2017年度オフェンスリーダー TE#45 植村和真

卒部コメントvol.4 副将 河島健三

卒部コメント第四弾。安定感抜群のプレーと熱い言葉でチームを支え続けた副将、OL#59河島健三からのコメントです。

大学に入学し、高校の部活の不完全燃焼感からもう一度部活に打ち込みたいと考え、日本一を目指せる環境があると知ったのがレイバンズに入部を決めたきっかけでした。1回生のほとんどをリハビリに費やし、試合に出始めた2回生の頃は練習についていくのがやっとで楽しいシーズンではなかったですが、最終戦での勝利はその辛さを補ってなお余りあるような達成感でした。だからこそ3回生の入れ替え戦で敗れた時、それまでの取り組みがすべて否定された気がしました。その時フィールドで感じた後悔から自分の最終学年は始まりました。副将に立候補した今年は、チーム全員が同じベクトルを向けるように発信、共有していくことを意識しました。これは簡単なことではなく、チームを率いることの難しさを感じた一年でした。私自身、副将としての役割を全うできたかもわかりませんが、最後の入れ替え戦で勝利した時は、この1年が、延いてはこの4年間の全てが肯定された気がしました。Div.1復帰という最低限かつ最高の目標を成し遂げることができたのは本当に嬉しかったです。レイバンズに出会い、最高の仲間に出会い、そして大きな怪我もなくアメフトを4年間やりきれたこと、その全てに感謝しています。この4年間は私の誇りです。

後輩たちへ。1年間ついてきてくれてありがとう。厳しいことも言ったし理不尽なこともあったと思うけど、入れ替え戦での勝利はみんなの力なくして達成できるものではなかった。本当に感謝しています。そして来シーズンDiv.1という最高峰の舞台で戦えることを素直に羨ましく思います。今年はDiv.2で、必ず勝たなければならない試合が全てで、楽しいシーズンではなかったと思います。けれど来年は立命、関学、京大に、そして日本一に挑戦する権利があります。そのことを胸に刻んで、1日1日を過ごしてほしいと思います。特に新4回生は秋シーズンの初戦まであと8ヶ月しかありません。どのように過ごしても同じように試合はやってきます。絶対に後悔のないように、無駄にすることのないように、やり抜いてほしいと思っています。自分はもうフィールドに立つことはできないけれど、皆が目標を達成できるように最大限サポートしていくつもりです。

最後になりましたがレイバンズOB・OG会、後援会の皆様、ファンの皆様、保護者の皆様、4年間ありがとうございました。特に幹部を務めたこの一年は、レイバンズが多くの人に支えられているのだと改めて認識しました。たくさんの寄付やスタンドからの大きな声援、叱咤激励など、入れ替え戦の勝利は皆様の支えなしでは決して成し遂げることができなかったと思います。来年はDiv.1という舞台で、後輩たちがさらなる活躍を見せ、レイバンズはさらなる高みを目指して取り組んでいくので、今後とも変わらぬご支援、ご声援よろしくお願い致します。

2017年度副将 河島健三

卒部コメント vol.3 副将 田中政行

卒部コメント第三弾。安定感のあるキックや、確実なカバーと幾度ものインターセプトなど、キック、ディフェンスの二面でいつもチームを救ってきた副将、田中政行からのコメントです。

大学では特に何もやりたいことがなく、何となく参加した新歓で、先輩方の熱い勧誘を受け、流れに身を任せて入部したのが、このレイバンズ生活の第一歩でした。こんな感じで入部しましたが、今もう一度大学生活をやり直せるとしてもレイバンズに入りますし、自分にとってこの4年間はかけがえのないものになりました。
1年生の時から試合に出して頂き、悔しい思いもしてきましたし、先輩方にも沢山迷惑をおかけしましたが、そのような経験を積めたおかげで成長できました。
自分にとって忘れられない試合は沢山ありますが、はじめて試合に出た大阪教育大学との試合は一生忘れないと思います。試合開始早々自分のミスでタッチダウンをとられ、その後もミスを重ね何も出来ないまま試合が終わりました。自分が下手すぎて本当に悔しかったのですが、その気持ちをバネにして、成長して今年はチームの勝利に貢献できたので、良かったです。
現役のみんなは今はとても不安だと思う。特にディフェンスは4回が多かったのでその不安はより強いものだけど、センスのある人が多いのでまだまだ成長して、来年は今より強いディフェンスを見せてくれることを期待してます。
オフェンスは来年は絶対強いと思う。今の時点で一部に通用するかと言われるとそれはまだ全然だけど、一部相手にも通用できるオフェンスをつくれるだけの人材はいると思うので、一部上位校に勝てるオフェンスユニットをつくってください。
4回生はチームのことを考えて悩むことも増えると思うけど、自分のことを見つめ直す時間も大切に。4回として何よりも大切なことは試合で活躍することだと思う。4回が安定感あると下級生も落ち着いてプレーできると思うし、チームの成長を考えながらも、プレーヤーとしてどうやれば上手くなるか考えることを忘れずに練習していってください。
最後になりますが後援会、OB・OG会、ファンクラブをはじめ、その他関係者の方々のおかげでアメリカンフットボールができていると4回生になって改めて実感しました。本当にありがとうございました。

2017年度副将 DB/K/P#9 田中政行

卒部コメントvol.2 副将 木村柊眞

卒部コメント第二弾。持ち前のパワーとフィジカルで守備に磨きをかけ、相手OLを圧倒したDL#3副将の木村柊眞からの卒部コメントです。

アメフトを始めたのは高校一年生の時からでした。はじめはそれまでやってきた野球をやろうと思っていたのですが、アメフトというスポーツの激しさと先輩のかっこよさに惹かれて入部を決意しました。高校ではコーチが少なく、技術などは先輩が代々受け継いできたものや自分たちで考えたものが大半でした。しかし、そのおかげでそれまでが「言われてやる」事しかできなかった自分を「自分で考えてやる」事ができるように成長をさせてくれました。レイバンズに入りたいと思ったきっかけはレイバンズに在籍していたOBの先輩が熱心に高校の練習に顔を出してくれていたことが大きかったように思います。この高校からでも神戸大学にいけるということを示してくれていたことと、アメフト部が国公立でありながら一部にいるということが魅力的でここを目指しました。レイバンズの四年間を振り返ると、一年目は高校のときには感じなかった当たりの強さに驚きました。まずこの環境に慣れなければならないと思い、最初の三か月は無心に食事をとり続けて17kgの増量をしたのはいい思い出です。技術もフィジカルも全くなかったにもかかわらず、一回生の春から上回生の練習にまざってやらせてもらっていたことを今考えると感謝しかありません。二回生の時は四回生に1on1で勝つというのが自分の中での目標でしたが、勝てた記憶はありません。三回生ではNGとして新しい挑戦の年であり、その中でスタメンをもらっていたにもかかわらず終盤の試合に欠場し迷惑をかけてばかりでした。チームが二部に落ちたときは不甲斐ない気持ちと悔しさでいっぱいでした。その分、やめようと思ったことはなく四回生として後輩にもう一度、一部のステージを用意するためにできることをやろうと決めました。そして今年、副将として過ごした一年間。始まりは暗いものでしたが目標は明確でした。結果がすべてでありながら、その結果が得られるのは最後の最後。それまでは勝つのは当たり前であって中身が重要であり、下回生から上回生まで個人が毎月、毎試合きっちり細かい反省を出して目標を立てて達成するには何をすればいいのかの繰り返しでした。なんでこんなことをするのかと不満だった下回生も多かったかと思いますが最後までついてきてくれました。最後にチームとして目標を達成できたのは間違いなく個人個人のがんばりによるものでした。最後の年は一部で立命関学に対してどこまで通用するのかやってみたかった気持ちは大きかったですが後輩に託したいと思います。

そして、後輩たちへ。来年は一年ぶり念願の一部。もちろんわかっているとは思いますが二部とは比べ物にならないくらい強いです。今年成長したと思っている人もたくさんいますが、慢心せず常に高い場所を目指してください。立命関学相手に個人として勝負できる人が増えてくれることを願っています。来年も目標を達成できるように練習の手伝いに行かせてもらいます。
最後になりましたがレイバンズOB、OGの皆様、応援して下さったファンの皆様、保護者の皆様、四年間ありがとうございました。日頃からの寄付、また試合中、試合後に下さる声援や拍手は本当に支えになりました。来年もご支援、ご声援の程よろしくお願いします。
2017年度副将 木村柊眞

卒部コメント vol.1 主将 遠藤颯

本日から1月初旬まで、先日の入替戦で引退した4回生からのコメントをお送りしてまいります。
記念すべき第一弾を飾るのは、主将として、一選手として、常にチームを牽引し続けたDL#5 遠藤颯です。

一年間、ご支援ご声援ありがとうございました。17年度主将の遠藤です。皆様のご支援のおかげで、一部復帰が達成できました。本当にありがとうございました。
今年一年間、自分が入学した時に思い描いていたこととは全く違う一年間でした。やりがいを見つけ出すことが難しく、常に一番のモチベーションは去年二部に落とした責任感だけでした。
勝つか負けるか、相手との一対一に緊張感があり、観客がたくさんいて、勝てば充実感を得られる。そんな舞台で勝負していくことが僕が本来思い描いていたことです。
僕たちは経験することができませんでしたが、来年このチームはそのような舞台で戦っていくことができます。心の底から羨ましく思います。後輩たちには一部で戦っていける幸せを感じながら、一部にいることだけで満足せず、一部で勝てるチームになることを目指してやっていってほしいです。
今年一年間しんどい中よく頑張ったと褒めてくださる方がたくさんいますが、本当にしんどいのはここからです。二部で勝つことと一部で勝つことはレベルが違います。天と地の差です。今年より何倍もしんどいはずです。しかし、やりがい、勝った時の嬉しさもまた違います。二部で活躍したところで誰も注目しませんが、一部となるとアメフトに関わりのある人全てが注目します。一度の勝利で得られる満足感は今年の入れ替え戦よりも大きいと思います。常に目標は高く、下を見て満足することなく、上に勝つことだけを考えて一年間を過ごしてください。入れ替え戦を通して感じた通り、一部でも下位校は二部とレベルが変わりません。そこに勝って満足していては神戸はただ一部にいるチームで終わります。そうではなく、関学、立命、関大を倒すチーム、そういうチームになっていってほしいと思います。ひたすら努力して上手くなってください。チームで一番上手くなったら次に見るのは上位校の選手。本当にそこに勝てるレベルか。そういう高いレベルでフットボールに取り組んでいってください。神戸大学RAVENSのこれからの活躍を祈っています。
最後に、僕がフットボールをする上で関わってくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。四年間、本当にありがとうございました。

2017年度主将 DL#5 遠藤颯