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卒部コメントvol.2 副将 木村柊眞

卒部コメント第二弾。持ち前のパワーとフィジカルで守備に磨きをかけ、相手OLを圧倒したDL#3副将の木村柊眞からの卒部コメントです。

アメフトを始めたのは高校一年生の時からでした。はじめはそれまでやってきた野球をやろうと思っていたのですが、アメフトというスポーツの激しさと先輩のかっこよさに惹かれて入部を決意しました。高校ではコーチが少なく、技術などは先輩が代々受け継いできたものや自分たちで考えたものが大半でした。しかし、そのおかげでそれまでが「言われてやる」事しかできなかった自分を「自分で考えてやる」事ができるように成長をさせてくれました。レイバンズに入りたいと思ったきっかけはレイバンズに在籍していたOBの先輩が熱心に高校の練習に顔を出してくれていたことが大きかったように思います。この高校からでも神戸大学にいけるということを示してくれていたことと、アメフト部が国公立でありながら一部にいるということが魅力的でここを目指しました。レイバンズの四年間を振り返ると、一年目は高校のときには感じなかった当たりの強さに驚きました。まずこの環境に慣れなければならないと思い、最初の三か月は無心に食事をとり続けて17kgの増量をしたのはいい思い出です。技術もフィジカルも全くなかったにもかかわらず、一回生の春から上回生の練習にまざってやらせてもらっていたことを今考えると感謝しかありません。二回生の時は四回生に1on1で勝つというのが自分の中での目標でしたが、勝てた記憶はありません。三回生ではNGとして新しい挑戦の年であり、その中でスタメンをもらっていたにもかかわらず終盤の試合に欠場し迷惑をかけてばかりでした。チームが二部に落ちたときは不甲斐ない気持ちと悔しさでいっぱいでした。その分、やめようと思ったことはなく四回生として後輩にもう一度、一部のステージを用意するためにできることをやろうと決めました。そして今年、副将として過ごした一年間。始まりは暗いものでしたが目標は明確でした。結果がすべてでありながら、その結果が得られるのは最後の最後。それまでは勝つのは当たり前であって中身が重要であり、下回生から上回生まで個人が毎月、毎試合きっちり細かい反省を出して目標を立てて達成するには何をすればいいのかの繰り返しでした。なんでこんなことをするのかと不満だった下回生も多かったかと思いますが最後までついてきてくれました。最後にチームとして目標を達成できたのは間違いなく個人個人のがんばりによるものでした。最後の年は一部で立命関学に対してどこまで通用するのかやってみたかった気持ちは大きかったですが後輩に託したいと思います。

そして、後輩たちへ。来年は一年ぶり念願の一部。もちろんわかっているとは思いますが二部とは比べ物にならないくらい強いです。今年成長したと思っている人もたくさんいますが、慢心せず常に高い場所を目指してください。立命関学相手に個人として勝負できる人が増えてくれることを願っています。来年も目標を達成できるように練習の手伝いに行かせてもらいます。
最後になりましたがレイバンズOB、OGの皆様、応援して下さったファンの皆様、保護者の皆様、四年間ありがとうございました。日頃からの寄付、また試合中、試合後に下さる声援や拍手は本当に支えになりました。来年もご支援、ご声援の程よろしくお願いします。
2017年度副将 木村柊眞


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