卒部コメント第9弾。今年度TRからは、平井菜月、上田佳奈の2名が卒部します。常に選手のことを考え、最高のパフォーマンスが出来るように支えてきたTRを代表して、チーフTRの平井よりコメントをもらいました。
神戸大学に入学し、高校まで続けていた陸上と迷いながらも、本気で一つのことを目指せて、自分の今までの経験も活かすことができ、そして私自身そのような仲間と4年間を過ごしたいと思いアメフト部に入部しました。はじめは覚えることやできるようにならないといけないことばかりで精いっぱいな中、自分自身がフィールドに立ってプレーすることはないスタッフとしての立場に悩みながら過ごしました。しかし、上回生になるにつれてトレーニングや怪我からの復帰など様々な場面でTRという役割の大切さ、責任の重さを感じるようになりました。それは私自身のやりがいにもつながり、努力した分だけ周りから頼られることも多くなり試合で勝ったときの嬉しさも増していきました。昨年、二部降格という結果に終わったとき一番思ったのは、先輩、同期、後輩がこれだけ努力していたことを無駄にしたくない、1年で昇格して無駄ではなかったことを証明したいという思いでした。しかし試合では勝っても今までの勝ちの嬉しさはなく、反省ばかりの日々を過ごしました。TRとしても去年は5人の先輩方が抜け、私たちの代はTRが2人で、迷惑をかけたこともたくさんありましたが、1年で一部に復帰することができたのは言い合いながらも勝つために助け合った同期、信頼してついてきてくれた後輩、練習の手伝いや試合に応援に来てくださった先輩をはじめとするレイバンズに関わってくださった方全てのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。4年間アメフト部で勝つことに対してがむしゃらに取り組んだこと、そして共に過ごした仲間はかけがえのないものになりました。
後輩のみんなへ。1年間チーフトレーナーとして至らぬことも多々あったと思うけれどついてきてくれてありがとう。しんどいこともやらせたし、厳しいことを言ったりもしたけれど、最後に笑って終わることができたのはみんなの勝ちたいという気持ちと努力があったからだと思います。2人だけの4回生TRを支えてくれてありがとう。とても助かりました。来年からはまた一部という最高の舞台で試合ができます。勝つ難しさが上がる分、勝った時の嬉しさや達成感も格別だと思います。現状と目標の位置をしっかりと把握して具体的に計画を立てて、上位校としっかり戦えるように今からトレーニングなど励んでいってください。TRのみんなには支えるというよりも選手と共に並んで、選手に負けないぐらいの努力をして勝ちに貢献してくれることを期待しています。
最後になりましたが、OB・OG会、後援会、保護者、ファンの皆様、いつも多大なるご支援ご声援をいただき、誠にありがとうございます。皆様からの数々の寄付や試合での応援などに常に助けられていました。4年間部活にのめりこむことができたことも、アメフトの練習がしっかりとできたことも皆様の応援あってのものであり、最後に一部昇格という形で恩返しできたのであれば、私自身とても嬉しく思います。また来シーズンから一部で戦っていく後輩たちへ、今後とも変わらぬご支援ご声援をどうぞ宜しくお願い致します。
2017年度 チーフTR 平井菜月