卒部コメント第一弾。どんな時でもチームのことを一番に考え抜き、一年間レイバンズを牽引し続けた主将・岸岡拓にコメントをもらいました。
レイバンズで過ごした四年間は本当に充実していてあっという間でした。熱い先輩に勧誘され、「一緒に甲子園を目指そう」そう言われたのがアメフトを始めるきっかけでした。最初は筋トレや基礎トレーニングばかりでつまらないと感じることもありましたが、同期が多く「こいつらに負けたくない」という思いで続けることができました。二回生では近大に敗れ、三回生では京大に敗れ、幾度となく悔しい思いをしました。そして四年生になり、入部時からの目標であった甲子園ボウル出場を目標に掲げ、これまでのレイバンズを超える取り組みをしてきました。特にこの一年は辛いことも多く、逃げ出したくなる時もありましたが、同期や後輩に支えられて一年間駆け抜けることができました。この4年間で勝負の厳しさや、何かに打ち込む楽しさを学びました。そして何よりもかけがえのない仲間ができました。
現役生のみんな、まずはこの一年しんどい練習に耐え、最後までついてきてくれてありがとう。そして一部リーグに残せなくてごめん。俺もそうだったように、みんなも一部リーグという環境にあこがれて入ってきた人がほとんどだと思うから、その環境さえ残してあげられない不甲斐なさで今はいっぱいです。でもそんなことを言っていてもこの結果は変わらないし、前には進めないから、この悔しさを後輩に託します。この一年やってきたことが無駄ではなかったと証明できるのは、もう残っているお前たちにしかできないことだから。俺たちはOBとしてできることをやるし、みんなも今ある環境で精一杯の努力をして、一部リーグに戻してほしい。
最後になりましたが応援していただいた方々,二十一年間先輩方が必死に守り抜いてきた伝統のあるレイバンズを、一部リーグに残せず本当に申し訳ありません。OB会、後援会、レイバンズファンクラブ、大学関係者を始めとするレイバンズ全関係者の皆様には本当に多くのご支援をいただきました。僕自身主将という立場になってから、多くの方に支えられアメフトができているということに気づかされ、有難さを痛感しました。「皆様の期待に応え、結果を残すこと」これが僕たち現役生にできる唯一の恩返しだと思い、この一年懸命に取り組んできましたが、最後の最後まで結果を出せず、本当に申し訳ありません。しかし後輩たちが僕たちの意思を受け継ぎ、必ず来年一部リーグに戻ってきてくれると思います。これからもレイバンズをどうかよろしくお願いいたします。
2016年度主将 岸岡拓