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2014 副将 佐藤広岬 八田嶺志

卒部コメントvol.2
今回は主将を支えながら、時には厳しく、時には優しく、背中で引っ張ってくれた副将#14佐藤広岬、#80八田嶺志の二人です。

2014年度副将を務めさせて頂きました、DB14番の佐藤です。
今年は4回生、そして幹部となり、自分がチームを引っ張るつもりで臨んだ一年でしたが、実際は例年にも増して多くの人に支えられたと感じる一年となりました。
日頃よりRAVENSを応援、支援して下さっている多くの方々。弱かったチームをここまで戦えるように鍛えて下さった監督、コーチの皆様。毎日のように練習に参加し、練習効率を上げて下さった先輩方。辛い練習にも付いてきてくれ、試合ではプレーでチームを救ってくれた後輩達。そして部活に集中できる環境を作ってくれた家族に、本当に感謝しています。ありがとうございました。
RAVENSに入部してからの四年間は毎日が充実しており、かけがえのない思い出も幾つもできました。中でも京都大学戦のタイムアップの瞬間は自分の今までの人生でも最高の瞬間で、二度と忘れることはないと思います。そしてまた、近畿大学に逆転負けを喫し、目標達成が出来なくなったあの瞬間の悔しさも忘れられないものとなりました。
後輩達には貴重な経験ができるこの限られた時間を大切に過ごすとともに、近畿大学戦でとれなかった、とられた1ヤードをとれる、止められるよう、細部にこだわった勝負強いチームを作り、是非今年成し得なかった目標を達成して欲しいと願っています。
今後は私自身も裏に回り、出来る限りの手伝いをしていきたいと思っています。
4年間お世話になりました。

2014年度副将 佐藤広岬

引退してしばらく経ったいま、レイバンズで過ごした四年間を振り返ったときに思うことはあっという間の四年間だったということです。僕が下級生の頃に引退される先輩も同じようなことをおっしゃっていて、僕はそれを聞くたびに疑問に思っていました。現役時代、特に四年生として過ごした最後の一年は理想とするチームや自分と現実がかけ離れていて、苦悩する日々が続きました。なかなか思うようにはいかず、一日一日がとても長く感じました。一般的な大学生と比べる と、とてもしんどい四年間だったとは思います。しかし、レイバンズにいなければ経験できなかった喜び、達成感もたくさんありました。そして、アメフトという競技、そして最高の同期と過ごす日々を楽しんで過ごせたから、あっという間だと感じられるような充実した日々を送ることができたのだと思います。もちろ ん、後悔が残る試合や自分自身のプレーはありますし、目標として掲げた勝ち越しAクラスが達成できなかったという結果は本当に悔やまれます。しかし、自分自身の今までの取り組みに関してはまったく悔いはありません。そう思えるのも、苦しいときでも応援してくださり、お米などのたくさんの寄付でチームを支えて下さった後援会•OB会•ファンクラブの方々、熱心に指導してくださった監督、コーチ、いつでもチームのために頑張ってくれたスタッフなど、たくさんの方々の支えのもと、全力でアメフトに取り組めたからです。本当に感謝しています。新チームを率いる後輩たちは、能力が高く頼もしい存在ばかりです。来シーズンからは環境も整い、より強いチーム作りができる土台があります。後輩たちには、辛く苦しいときでも歯を食いしばって、勝利のために一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。今後もレイバンズにご支援、ご声援をよろしくお願いします。

2014年度副将 八田嶺志

2014 主将 久保勉

「捲土重来」
昨年の雪辱を晴らすために、1年間走り続けた2014年度RAVENS。

1年間、先導を切って引っ張ってくれた4回生の幹部、各パートから引退の思いを綴った卒部コメントをいただきました。

初回は主将DL#52久保勉。

いつもレイバンズに対しまして多大なるご支援・ご声援をして頂きありがとうございます。14年度主将を務めました、久保勉です。
僕はこの4年間を劣等感を原動力として活動してきたように思います。そもそもレイバンズを志したのも、高校で1勝もあげることなく、自分のせいで負けたことが始まりで、自分のお陰で勝てたと思える試合がしたかったからでした。入部してからもやったことのないポジションでの出場で、自分の経験の浅さでチームが負けるのは絶対に嫌だという心づもりで1日1日を過ごしました。何よりも、この一年は昨年の入替戦を経験したことで2部落ちの現実味が湧き、このままいくと2部に落ちると心に言い聞かせながらやりました。実力が上の相手をどうしたら倒せるのか、この取り組みで本当に勝てるのか、俺らは弱い、もっとやらなあかん、この思考の繰り返しでした。これが本当にしんどかったです。結果としては目標までは後1歩届かなかったものの、チームは成長して勝ち残ることは出来ました。こういった危機感や劣等感がチーム全体にあって、一体となって真剣に取り組めたことが良かったのだなと思います。
年々他の強豪私立はリクルートに注力し、安定した戦力を確保して着実に強くなっています。一方でレイバンズには特別な入試制度も存在せず、代が変わるたびに未経験者や若い選手の活躍が不可欠で、毎年再建を強いられます。ですがその分伸び代は十分にあり、学生主体であることも相まって毎年春とは違う特色のチームへと化けることができて、それがレイバンズの特徴であり武器になると思います。後輩達には自分達の理想とするチーム像を実現させて、目標を達成する為に日々努力していって欲しいなと思います。
最後に、冒頭でも触れましたが僕のフットボール人生は都立戸山高校でアメフト部に入部したことが全ての始まりでした。高校・大学の7年間で多くの方の支えがあったからこそ、フットボールに集中出来てかけがえのない青春を送れたのだと思っております。特にこの一年は主将となったことで、選手、スタッフ、コーチ、OB、後援会、ファンクラブ等数え切れない人数が結託して初めてチームが出来、恵まれた環境にいることを改めて実感しました。個人的な話であり、一緒くたにするのはおこがましい限りですが、グリーンホーネッツとレイバンズの全関係者の方々に感謝の意を表して終わりとさせて頂きます。7年間、お世話になりました。本当にありがとうございました。

2014年度主将 久保勉


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