卒部コメント第5弾は、オフェンスリーダー QB#1 榮大志です!
4年間を振り返って
何もかも上手くいかない苦しみ、ご飯が喉を通らない試合前の緊張、負けて味わう悔しさ、勝って爆発する喜び、常に様々な感情とともに過ごした4年間だったと思います。今回は、4年間で唯一心から喜びを爆発させることができた試合について書きたいと思います。最後の近大戦についてです。
近大戦の4週間前の試合で腰の骨が2本折れました。学生フットボールから終わりを告げられた気分でした。残りの試合には出られないと言われ、絶望したのを鮮明に覚えています。しばらく寝たきりで大好きな練習にも参加できませんでした。しかし、お見舞いlineをくれる仲間や支えてくれる家族、そして自分自身のためにも復帰すると心に決めました。実際、出場が決まったのは近大戦当日です。出番が来たときは、言葉にはできない特別な気持ちだったと思います。逆転のシリーズで決めたパスは4年間練習してきた得意なコースで、自信を持って投げました。コールしてくださった矢野川さんに感謝です。最後のビクトリーフラワーが解けた瞬間、これまでの苦労や責任、支えてくれた人への感謝が喜びとなって爆発しました。4年間で唯一報われた瞬間です。
レイバンズでアメフトができて幸せでした。
現役のみんなへ
1年間ありがとうございました。今年度の成績は関西4位、目標とする日本一には遠く及びませんでした。私は関西の3強に勝ちたいと思い、神戸大学に入学しました。この夢は4年間で一度も掴み取れずに終わりました。負けたら必ず後悔します。反対に勝てばすべて報われると思います。勝負の世界はそういうものだと4年間で学びました。Div.1で勝つには異常な準備が必要です。フィジカル、戦術、気持ち、防具の整備、など挙げればきりがないと思います。頑張ってください。
オフェンスの皆さん、4回生からの急な連絡による集合時間の変更や、オフを潰した練習の実施など色々なことがあったと思います。嫌な顔をしながらも着いてきてくれてありがとう。文句を言ってきた人の顔は一生忘れません。嘘です、嫌な顔をされた記憶はなく、本当に感謝しかないです。オフェンスとしては阪大戦がベストゲームだったと思います。個人的にはそのフィールドに立てなかった悔しさが大きいですが、オフェンスみんなの底力を感じました。そんなみんなをQBとしてオフェンスリーダーとしてもっと活かすことができたのではないかと今でも考えてしまいます。後悔がないように頑張ってください。
応援してくださった方々へ
この4年間多大なるご支援、ご声援をいただきありがとうございました。多くの方から頂いたご寄付、またスタンドからの歓声は私たちの大きな力となりました。大学に入学するまでは、自分が活躍するためにアメフトをしていました。しかし、レイバンズに入り様々な人と関わる中で、人の思いを背負ってプレーしようと考えるようになりました。ラストシーズンは、人の心を動かすプレーをしたいという気持ちだけでアメフトをしていたと思います。勝手にではありますが、応援してくださる方々の思いを背負って戦ってきたつもりです。入部前から引退まで多くの人の支えがあって、憧れのチームでプレーをすることができました。本当に幸せな4年間をありがとうございました。来年度、レイバンズは50周年を迎えます。選手、スタッフ、ファンの皆さまが一体となって積み重ねてきた歴史だと感じています。引き続き、ご支援、ご声援の程よろしくお願いいたします。