レイバンズ一しょうもない人に毎年選出され、見事殿堂入りを果たした。普段は一人で話し続け、誰も聞いていない場面もしばしば見受けられるが、今年のチームには欠かすことのできない存在であることは間違いない。
彼のレイバンズでの4年間はケガが続き、苦しい時期が多かった。何度も思い悩み、心が折れそうになった。ただ、そういうときには気づけばいつも自分を支えてくれる先輩・同回生の存在があった。「俺の家でゲームがしたいからっていう風を装って実は心配してくれてて…。ほんまにいつもそうやって俺を励ましてくれてた。しんどいことはいっぱいあったけど、自分は1人じゃないんやなと思った。親にも同回にも迷惑かけっぱなしやけど、本当に感謝してる。」と話してくれた。
「プレーで貢献できなくても、4回生として出来ることはたくさんある。練習の雰囲気を自分が盛り上げたり、プレー表を作って他の選手が練習に集中できるようにしたり…。他にも1回生が試合で早く活躍できるように育成してきた。」普段の彼とはまた違った一面を垣間見ることができた。
最終節、近大戦への意気込みを聞くと、「俺らが4年間やってきた集大成。すべてをフィールドで発揮できるようにサポートしていきたい。全員でやって全員で勝つ試合をしたい。」と話してくれた。
実は誰よりも自分の役割を認識しチームのことを考え、貢献してきた。彼の努力なしに今年のチームはなかったかもしれない。
彼の熱い想いの成果を、是非ともその目で確かめて欲しい。