フィールドにいてもサイドラインにいても、常に声を張り上げてチームの雰囲気を盛り上げてくれる。強面なのだが、細かいところにも気付くことができて、実は優しい性格なのが彼である。
今年の春シーズン、思うような結果が出せなかったためとても悩んだ。「1~3回生では、とりあえず『目の前の試合に勝ちたい!勝ってやる!』という気持ちでやってきた。でも、4回生はそうはいかない。このチームの勝敗が、すべて自分達にかかっているという責任感を持つようになった。それと同時に、秋には絶対に勝たなければならないというプレッシャーがすごくのしかかってきた。」と、語る。
しかし、4回生にしか味わえない楽しさもあるという。「チームの色んなことに携わることができるのが、4回生でもある。今は、本当に楽しい!」と、笑顔で話してくれた。
自身がパートリーダーを務めるLBパートについては、「オレが下回生のときには、1学年2~3人しかいないパートだった。それが今や17人もいるからまとめるのが大変。」というが、LBではそのときのパートリーダーが絶対君主となる帝国主義が代々築かれているので、まとまりに関しては心配なさそうである。また「先輩から教えていただいたもの、やってくれたことは、すべて絶対に後輩達に還元していきたい。」と、強く語ってくれた。
勝ち越しがかかる残り2戦。13日の京都大学戦は目の前に迫っている。「京大は、同じ国立大学なのに、1回生の時から、一度も勝てたことが無い相手。特に、去年は、京大に負けて入れ替え戦に行くことになった。今年は、自分がフィールドで戦える最後の年だから、今年こそは今までの雪辱を晴らしたい。」と、言う。
13日の京大戦は、是非前川のプレーに期待したい。
#m.i