RAVENSでストイックな人と言えばこの人、♯20川口である。とても熱い心の持ち主で、練習中に声を出しすぎて、喉を潰してしまうほどだ。
他のパートの後輩にも、わからないところを教えるという、面倒見の良さも持っている彼に、4回生になっての心境を聞いてみた。
すると、「まず4回生になって感じたこと、それはチームにかかわる深さ。深さが今までとは全然違う。『自分がチームの一員であるんだ』という意識、そして『自分がやらなければならない』という意識を持つようになった。」と答えてくれた。
春シーズン、振り返ってみて感想を聞いてみると「春は、自身のちからのなさを実感したシーズンだった。」と答えた。
「DBのパートリーダーとして、こんなDBになってくれ、そしてこんなDBにしていこうというこだわりが足りなかった。大きなしっかりとしたビジョンが持てずに、細かいところが疎かになってしまった。DBを一つの方向へと引っ張ることのできなかった自分の力量不足を感じた。」と、悔しい思いを抱いていたようだった。
しかし、この夏の練習を通してDBにひとつのユニットとしての一体感が生まれてきたらしい。「練習中、だれか一人が声を出しているのではなく、みんなが自分なりに出している。DB同士でお互いに関心を持ち、全員で頑張れているのがうれしい。」と、話してくれた。
最後に、目の前に迫ってきているVS関学戦に向けての思いを教えてもらった。
「DBのパートリーダーとして、明確な目標がある。そのための練習をしているので、是非試合で出し切りたい。個人的には、チームが苦しいときに、流れを変えるようなインターセプトをしたい。おれは、感謝の気持ちとかうまく言葉にするのが苦手だから、自分を見ていてくれて応援してくれている両親や先輩に、おれらしいプレーを見てもらって、応えていきたい。」
インタビュー中も終始、真剣な表情で答えてくれた彼。彼はきっと、熱い思いのこもった彼らしいプレーをフィールドで見せてくれるだろう。
#m.i