一見無口でクールに見える彼だが、実はかなりの話好き。また、ガンダムを作るために工学部を選んだとの噂も…。レイバンズで最もギャップのある男と言えば、彼のことである。
そんな彼に4回生として意識していることや今までとは違う点を聞くと
「4回生はどんなときでも雰囲気を上げていかないといけない。自分のことだけじゃなくてオフェンスやチーム全体のこともしっかり見るようになった。チームの雰囲気も勝敗も4回生次第。責任もプレッシャーも今までよりも大きい。」と話してくれた。
練習中も一際大きな声でチームを鼓舞する姿からも4回生としての彼の責任感の大きさを感じる。
また、今までの試合の中で一番印象に残っている試合を聞くと、08秋の京大戦と答えてくれた。当時のQB大原(旧#4)が負傷し、代わりに出場した2回生の彼。
「何も出来なくて本当に悔しい思いをした。『もっと頑張らないとあかん』と本気で思った試合。」
この試合をきっかけにアメフトへの気持ちがより一層増し、その悔しさが今の彼のひたむきな努力に繋がっているのだろう。
最後に迫る関学戦への意気込みを尋ねた。
「高校のときから関学は他のチームの中でも特別なチーム。これが最後の関学戦やと思うと自然と気持ちも入ってくる。高校から今までの気持ちを全部ぶつけて頑張ります。WRとしては泥臭く、気持ちの入ったプレーでQBをフォローし、安心感を与えたい。」
高校から始めたアメフトも今年で7年目。アメフトの魅力を尋ねると、「アメフトは準備のスポーツ。だから勝ったときはその分嬉しい。みんなで喜べたときが快感」と話してくれた。
簡単に勝てる相手ではないことは全員が理解している。しかし、彼が言うように最後まで“泥臭く”食らいつけば、勝機は必ず見えてくるはずである。
彼のフィールドでの活躍に要注目。
#m.k
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