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卒部コメントvol.1 主将 藤川凌

本日から1月初旬まで、昨年度引退した4回生を代表して8人からのコメントをお送りしてまいります。
記念すべき第1弾を飾るのは、OL#74 主将の藤川凌です。

僕は高校からフットボールを始めました。神戸大学を受験したのは、関西1部リーグに所属していて、日本一を目指せるチームで高いレベルのフットボールをしたいと思ったからでした。大学もフットボール第一で決めたぐらいこのスポーツに取り憑かれていたので、大学生活も常にフットボール中心の生活でした。引退して4年間を振り返ると、楽しいスポーツなのでなんやかんやで楽しかった記憶がでてきますが、悔しかったことの方が多く思い出します。1年目はチーム事情でフィールドに立てず、2年目、3年目はオフェンスとして試合に出ても結果がついてこず、惨めな気持ちでした。特に、2部でのシーズンは全て圧勝して当たり前という中で勝つことの喜びを感じれず、また負けたら自分が4回生でも2部になるという追い込まれたモチベーションしか持てず、苦しく、辛いシーズンでした。4回生になるまでの3年間はフットボール唯一の楽しみと言っても過言ではない勝利の喜びを感じることができず、練習することさえ嫌になっていました。だからこそ最終年の今年こそは勝つ喜びを感じて、フットボールで強くなることを楽しめるチームを作りたいと思いやってきました。「やれ」と言って盲目的にやらせるわけじゃなく、一人一人がどうやれば勝てるかを考えれるように「やろう」という言葉を言って、後輩たちものびのびできるように意識してきたつもりです。日本一を目指したチームが結果として3勝しかあげられなかったことに主将としてもっとやれることがあったなと責任を感じていますし、今思うと試合もまだまだ最高のパフォーマンスを出せたなと悔やむことも多くあります。シーズンとしてこのチームの結果は胸を張れるものではないですが、一人一人が主体的に考えて学生主体という神戸大学らしいフットボールを形にして掴んだ一つ一つの勝利は本当にかけがえのないものです。また、日本一になることを目指して主体性を持って、共に戦ってくれたみんなには本当に感謝しています。
現役のみんなにはポジティブにフットボールと向き合ってほしいと思います。狙う所は1部にいる限り日本一。個人としても日本一の選手であらなければなりません。並大抵のことを積み重ねていても、スターターは取れるかもしれないしそこそこ活躍できるかもしれません。でも全員が日本一の高みを目指して側から見れば普通じゃないと思われる努力を諦めることなく追求すれば必ず結果はついてくると思います。来年度のレイバンズの躍進を願っていますしそのサポートは全力でしていきます。
最後になりましたが、いつもレイバンズを応援してくださる皆様に感謝を申し上げます。皆様のご支援により、僕たちが不自由なく夢中になってフットボールに向き合うことができました。これからもレイバンズの発展のため変わらぬご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

2018年度 主将 藤川凌



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