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卒部コメント vol.9 OL 玉村幸大

卒部コメント第九弾。今年は#58高塚弦、#77玉村幸大、#78西山晃平の三人の四回生OLが卒部します。寡黙さに秘めた強い闘志でチームを支えた#77玉村幸大にコメントをもらいました。



  アメフトについては大学に入るまでは楕円球を使うことと防具をつけることしか知りませんでした。それでも僕は気がつくとレイバンズに入部していました。それほどの魅力がありました。思い返すとレイバンズでの四年間は本当にいろいろなことがあり、今まで感じたことのない気持ちに気づいたこともありました。正直一、二年生の頃はポジションの変更もあり、楽しいよりもしんどいが勝っていましたが、三年時のNEB出場は僕のアメフト人生の転機でそれ以来アメフトが楽しくなりました。そして、特に四年生の一年間はアメフトのために生きてきたつもりです。毎日を過ごす中でこのチームが好きでした。だから勝ちたかった。ですが結果は二部降格。どうしてこうなったのか、どうすればよかったのかとこの一年間について考えるとあれもこれもと後悔ばかりが増えていきます。これ以上後悔を増やさないためにも、この失敗を糧に僕の全てをチームに伝えて、来年の一部復帰の原動力の一つになれればと思います。
  後輩のみんなには申し訳なさでいっぱいです。本当にみんなもがんばっているのを知っていたからこそ勝ちたかったし、一部の舞台を残してあげたかったです。こんな不甲斐ない先輩と一緒に戦ってくれて感謝していますし、こんな僕が偉そうに何かを言うのはおこがましいことですが、ひとつだけみんなに言いたいことは自分がフィールドに立つ意味をもう一度考えてみてほしいということです。これは選手、スタッフも一緒で、やらなければならない、勝たなければならないだけでは絶対に強くはならないです。強いチームは僕らよりも人数も多いし、一人一人への負担も少ない部分もあるのかもしれませんが、部員それぞれが自分が今何のためにここに立って、どのように勝利に貢献するつもりなのか自信を持って言えるんじゃないかと思います。簡単なことのようでこれが出来ていなかったことが今年の結果に繋がった理由の一つなのかなと感じています。僕らは特に四年生にそんな人が少なかったなと感じています。まだみんなには時間があります。矛盾しているかもしれませんが勝たないと意味ないです。負けたけど俺たちは頑張ったで終わらせてほしくないです。勝ちたいっていう想いをフィールド内外、練習、試合問わず、日々出していってほしいです。僕らのような後悔は絶対にしてほしくないので、一年間で強いレイバンズをつくるために最高の取り組みをし続けてもらいたいです。
  最後になりましたが、レイバンズを日頃から応援してくださっている皆様、本当にありがとうございました。寄付等の物的支援は勿論のこと、街中や学校等で声をかけてくださったり、試合会場での応援の一つ一つがすごく嬉しく、日々の活力になりました。また、個人的に試合後のMIP投票は欠かさずチェックしていて、自分の名前があったときは本当に嬉しくて、OLの僕を観てくれている人もいるのだと思うと励みになりました。不本意な結果で僕達のシーズンは終わってしまいましたが、僕達の戦いはまだ終わっていません。レイバンズは一部リーグにいるべきチームであり、日本一を目指すべきチームだと思っています。その目標を今後達成するためにもどうか変わらぬご支援、ご声援のほど宜しくお願い致します。

2016年度 OL 玉村幸大



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