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卒部コメント vol.8 DB林 雄亮

卒部コメント第八弾。DBパートからは#15林雄亮、#16水野陽介、#17山本健人が卒部します。今回は、キックリーダーとして優れたリーダーシップでみんなを引っぱり、その鋭いディフェンスでチームに貢献してきた林からコメントをもらいました。



  神戸大学に入学し、何か一つは大学生活を通してやりきったといえる経験をしたい、という思いを胸にレイバンズに入部したのが今から約三年前の出来事でした。私が一年生の頃もチームとしてなかなか勝てず、練習の雰囲気も自然と厳しくなり、その中で上級生と一緒にアメフトをすることは、当時の私にとって苦痛でもありました。ですがその年試合に出て味わった一部リーグの過酷さ、負けた時の悔しさは私がアメフトと真剣に向き合うのに十分なきっかけになりました。自分より相手が上手いことの方が多かったと思います。その相手にどうすれば勝てるのか、何をしてはいけないのか、そこからよく考えるようになりました。それでも今年チームを勝たせることができなかったのは私の四年間の取り組みが甘かったことの表れです。結果を出せなければ生き残れません。四年間を通して、特に最後の一年は結果を出すことの難しさ、そして自分たちの実力不足を痛感しました。
  ここまで一緒に戦い抜いてくれた後輩たち、本当にありがとう。そして本当にごめん。君たちを関西一部リーグという舞台に残せずに引退する自分が情けないです。これから特に新四回生は、どうすれば勝てるのか考え続けることになると思います。そこに明確な答えはきっとありません。個人によって必要なものは異なるし、周りの環境によっても変化するからです。でもだからこそ考え続けて下さい。そして実行して下さい。全員に考えることを止めずそれを実行し続ける意思があれば、チームはきっと強くなります。まずは四回生がそれを体現してあげて下さい。新二回生、三回生のみんな。四回生だって迷うことはたくさんあります。不安にもなります。でもきっと君たちのことを一番よく考えているのも四回生です。だから彼らを信じて突っ走って下さい。私はもうみんなと一緒に練習することも、試合に出ることも叶いませんが、OBとしてできることを探し続けます。来年こそ、最高の形で終わりを迎えて下さい。心から応援しています。
  最後になりましたが、どんな状況になっても最後まで応援し続けて下さった保護者、後援会、先輩方、そしてファンの皆様、このような結果になってしまい本当に申し訳ございません。皆様のスタンドからのご声援、MIP投票やお米の差し入れなど、様々なご支援があったからこそ、今のレイバンズがあります。人生を通じてこんなにたくさんの方々に応援されることはもうないと思います。そんな恵まれた環境にいながら結果を残せなかったことが本当に情けないです。私達四年生が不甲斐なかったばかりに、後輩達はさらに厳しい環境の中で戦っていくことになります。こんな結果で引退してしまい、厚かましいお願いとは存じますが、どうぞこれからのレイバンズにも変わらぬご支援、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

2016年度DB 林雄亮



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