卒部コメント第1弾は主将 DL#9 丸山碧澄です!
4年間を振り返って
高校から始めたアメフトを大学でもやりたいと思ったのは、2019年の神戸大のシーズンハイライトを参考書片手に受験勉強しながら見ていた高校3年生の春でした。「学生主体」、「Div.1」、「国公立強豪」など、目に飛び込んでくる情報にワクワクしながら神戸大を受験し、合格と同時に即入部。あっという間の4年間でした。
1回生からはキッキング、2回生からはディフェンスのメンバーとしてスタートで出して貰って最後にはベスト11まで頂けて、決して強くはなかった高校からここまで活躍できるとは思ってなかったです。
自分のプレーを追い求めるだけでよかった3年間とは違って最後の1年間は様々な困難がありました。勝ちという価値を追求し、どうすれば勝てるかとみんなで考え、筋道をたて、実行していく。一度も日本一になったことのない僕らには日本一になれる確固たるプロセスはなく、正しいとみんなで考えたことを正しいと信じて1秒1秒を積み重ねていきました。
シーズン中、3強に敗戦を喫して、残酷にも僕らのやってきたことの正当性はあっという間に打ち砕かれました。なぜ努力は裏切るんだと憤りを感じると共に、信じ方が甘かっただけだという悔しさも込み上げ、どうすれば勝てるかわからない自分の想像力の無さに嫌気がさし、ついて来てくれる後輩たちへの申し訳なさが募る日々でした。近大に僅差で勝つも結果は関西4位で、悔しさが大きいです。
現役のみんなへ
一言で言えば決めたことを最後までやり抜くこと。
自分たちのやりたいこと、大切にしたいことを1つ決めたらそれを信じてやり抜いて行って下さい。何を大事にするかを全員が理解し、一瞬一瞬を積み重ねていく。声を出すのか出さないのか。ラインまで走り切るのか走り切らないのか。TDを取り切れるのか取り切れないのか。一撃で相手を仕留められるのかできないのか。これらは本質的には同じだと思います。フィールド内、フィールド外関係なく、やると決めたことを積み重ねていけば、行動が変わって、生き様が変わります。生き様が変われば、必ずそれはフィールド内の1プレーに現れます。そうやって表面化していく仲間の変化を目の当たりにして互いに信頼を築いていくこと、それこそがチームの強さの本質につながっていると僕は思います。
1年間4回生についていてくれてありがとう。1年間ついて来て貰って関西4位っていう結果に終わってしまったことが本当に申し訳ない。
これからのレイバンズが強くなってみんなが夢を叶えられることを、一人のOBとして心から願い、応援してます。
応援してくださった皆さまへ
1年間応援ありがとうございました。
毎試合スタンドを見れば真っ赤に染まっていて、応援の声が聞こえました。その景色と声援に幾度となく僕らは背中を押され、奮い立ち、一緒に戦わせていただきました。
試合が終われば毎度温かいコメントが寄せられ、幸せいっぱいでした。試合のみならず、数え切れないほどたくさんの寄付をいただき、間違いなく皆さまのご支援あってこその1年間でした。
しかし結果は関西4位で皆さまのご期待に勝ちという結果で答えることができず、申し訳なさでいっぱいです。勝てなかった以上、主将としての役割を果たせたのか僕にはわかりませんが、このようなチームの一員だったことは何にも変えがたい幸せだったという事実だけは間違いありません。
今後とも変わらぬご支援ご声援をよろしくお願いいたします。