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卒部コメント vol.6 ディフェンスリーダー 齋藤将希

卒部コメント第6弾は、ディフェンスリーダー齋藤将希です!

・4年間を振り返って
強豪私立を倒して甲子園ボウルを制覇する。
この想いから僕のレイバンズでの4年間が始まりました。僕の目標は日本代表になることだったので、1回生から試合で活躍しなければならないと考え、上回生の練習に必死についていっていました。しかし、秋シーズン第2節で左膝を怪我してしまい、練習漬けの日々から一転、入院とリハビリの日々が始まりました。退院する頃には、コロナにより部活動停止となっていたので、約1年間は病院でリハビリし、ジムで筋トレをする毎日でした。やっと復帰した2回生の秋シーズンでは最終節で右膝を怪我してしまい、再び入院とリハビリの日々が半年以上続きました。膝の怪我が治らず、3.4回生になっても少しの練習でさえ悪化する状態だったので、ずっとリハビリを続けながらアメフトをしていました。膝のせいでイメージ通り動けない、まともな練習すらできない、しかし怪我のせいにしたくはない、という葛藤が常にありました。そして最後のシーズンは1回生、それより前の高校生の時から望んでいた甲子園制覇という目標を達成することができず、何の結果も残せずに終わってしまいました。何も成せなかったなというのが引退した今の僕の正直な思いです。

・現役のみんなへ
みんなにはなぜ自分がアメフトをしているのか考え、どんな状況でも折れることのない1本の芯を持っていてほしいです。怪我でアメフトができない、ミーティングで時間がない、練習が辛い・しんどい、アメフトをしていく上で色んな状況があると思います。そんな時自分の中に1本芯が通っていれば、どんな状況にあってもそこから目標に少しでも近づける選択をすることができると思います。そうして強くなるため、勝つために1日1日を過ごしていれば、その日々が必ずみんなの糧となり、力となるはずです。関学・立命・関大などが強豪校と呼ばれる所以は全員が勝つためにここを当たり前にすることができているからだと思います。そんな強豪校でもシーズンが始まれば、勝者である関学と敗者であるその他に分かれてしまいます。もちろんみんなが目指しているのは前者だと思うので、常に関学やどこのチームよりも自分達は努力することができているかを問いかけ続けてください。自信を持って「はい」と言えないのであれば、努力量をさらに増やす、もしくは努力の仕方を変えなければなりません。従来のレイバンズのやり方では日本一になることができていないので、根本から変えて強い勝てるチームを作り上げてください。応援しています。
今までありがとう。

・応援してくださった方へ
最後になりましたが、沢山のご支援、ご声援をいただき、ありがとうございました。思い通りにいくことの方が少ない4年間でしたが、皆様に応援していただき、4年間最後までレイバンズでフットボールをすることができたことは生涯の財産です。高校の時、グラウンドは土でジムもない環境でアメフトをしていたので、神戸大学の毎日芝のグラウンドで練習でき、隣にはジムもクラブハウスもある最高の環境でアメフトをできたことはすごくありがたかったです。4年間本当にありがとうございました。後輩達が日本一になれるよう、これからも変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いします。



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