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卒部コメントvol.1 主将 杉野太郎

本日より昨年度引退した4回生を代表して5人からのコメントをお送りして参ります。
第1弾を飾るのは、DL#44 主将の杉野太郎です。

2020年度主将の杉野太郎です。引退した今レイバンズで過ごした4年間を振り返ってみようと思います。
入部のきっかけは、あまり覚えてはいません。雰囲気が楽しそうだったからなんとなくで入部を決めました。そしてその時はレイバンズは2部リーグで1部を目指していて、自分もその力になりたいと筋トレを死ぬほどしたのを覚えています。レイバンズは1部リーグに見事昇格しましたが自分は1度も試合に出られないままシーズンが終わりました。今覚えば1年生の未経験の選手が秋シーズンの試合に出られないことは当然と言えば当然なんですが、当時の僕はとても悔しい思いをしていたことを覚えています。
2年生になりDLの先輩方が卒部しDLが少ないこともあって初めて春、秋シーズン両方ともスタメンになりました。初めての試合の相手はエレコムさんでした。サイズの違いや自分の技術の無さなど、足りない部分がありとても不安になりました。秋シーズンで試合する1部リーグの選手達との差がとても大きいものだと実感したからです。その不安を取り払うために技術や筋トレを今まで以上に頑張りました。そして迎えた秋シーズンではとにかくミスをしないようにしようと努力しました。ただこれが間違いだったと今では思います。ミスをしないように縮こまって安全に試合をこなすのは正直難しいことではありません。でも、ビックプレーを起こすことはできません。しかもアメフトやっててもそれでは面白くないです。アメフトはビックプレー起こしてなんぼ、楽しくてなんぼやと今では思います。平均的な選手よりも何か起こしてくれそうな選手に僕はなりたかったのでそれ以降は攻めた結果のミスはOKにしました。その結果、アメフトも楽しくなりサックもできるようになりました。この攻め続ける姿勢が何よりも試合中は大事だと学んだのが2年生の秋でした。
そして、3年生の秋。上回生になり自分の事だけでなく後輩やチームのことを考えられるようになり、去年上位校と試合した経験もあってやっと日本一を目指す自覚が生まれました。このシーズンはレイバンズも関西3位、初の全国大会に進出し負けはしましたが僕もサック王になり充実したシーズンを送れました。
最終学年で主将になりチームを背負う重圧やスローガンを体現すること、人を率いて行くことの難しさに悩まされました。また、今年はコロナで部活動休止や遠隔での部員達のトレーニングの管理など今までになかったことがたくさんありました。しかし、そのおかげかたくさんの人たちとぶつかり合いたくさんの人たちに支えられた1年だったと思います。しかし、結果は1勝2敗でシーズンを終え目標には遠く及ばず。やり方がもっとあったのではないかととても悔しい思いをしています。
後輩達へ、俺の考え方を一言で表すなら結果こそが全て。俺は最後の最後で結果を出せなかったので正直カスです。反面教師としてぜひ来年に活かして貰いたい。何でこんなことを言ったかというと日本一をとる以外に後悔の残らない終わり方なんてない。だからこそ結果にこだわってほしい。でも、もちろんいい過程を踏むことも大事、だけどそこに囚われたらアカンと思う。是非日本一取ってください。
応援してくださった方々へ。
この1年間のたくさんのご声援やご支援いただき本当にありがとうございました。
残念ながら試合会場には足を運んでいただくことはできませんでしたが、応援してくださっている気持ちがあるだけで勇気がでました。
これからのレイバンズも日本一を目指していくと思うので応援よろしくお願いします。



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