メキシコ遠征を終えてチームに戻った遠藤にコメントをもらいました。
今回のメキシコ遠征で学んだことは、同じチームの日本のトップレベルの選手から学んだことと、外国人選手から学んだことと2つあります。
まず同じチームの選手からは、神戸にいたときには知らなかったテクニック、フットボールに対する考え方、取り組み方、トレーニングについてなど今の自分になにが足りてないかが分かり、とてもモチベーションが上がりました。
神戸と違うなと感じたことは一人一人が試合中にフットボールを楽しんでいるということ、何より全員が負けず嫌いであることです。真剣に真面目に取り組むこと。これももちろん大事なことですが、フットボールというスポーツを楽しんでいること、勝ち負けがつく以上必ず勝ちを狙いにいくこと、この2つが上達に繋がると思います。負けん気が強く、一緒にフィールドに立っていてとてもゲームの雰囲気を楽しめましたし、この雰囲気でずっとフットボールをしていたいととても感じさせられました。
また代表チームは45人しか登録されておらず、普段のレイバンズの選手人数より少ないのですが、全員がスペシャルチーム、オフェンスディフェンスの2枚目に入る能力があるので45人でもチームとして息切れすることなく戦うことができました。代表チームなので個人能力が高いのは当然でそれをレイバンズで実現することは不可能ですが、レイバンズが強くなるにはスターターが強くなることはもちろんそのスターターが怪我をした時、息切れしたときにいかに戦力が落ちないかがこの秋戦っていく上で大事だと思います。
外国人選手から学んだことは、いかにテクニックとスピードを磨いても圧倒的に力が強い相手には勝てないということです。フィジカルで完全に負けていたら、何度かテクニックとスピードで相手を上回ることが出来ても、1試合を通して見てみると必ずパワーで押し切られます。まず、コンタクトスポーツである以上体が第一です。普段から体作りは意識していますが、今まで以上の取り組みをして秋に体を仕上げていきたいと思います。
ここに書いたことを自分の中で留めておくのではなくチームメイトに伝えて、行動で示し、秋には強くなったレイバンズをフィールドで見せれるよう夏の練習に取り組んでいきたいと思います。
副将 遠藤 颯